地域雇用魅力創造支援事業の取組結果に関するご報告
この事業は、主に慢性的な人材不足にある事業者が、人材の確保や定着への取り組みを図ろうとする場合に、道の支援を受けられる制度です。
当社もこの制度の申請を行い、平成23年2月21日認定を受けました。
ここに当社が取り組んだ事業について、ご報告させて頂きます。
当社が取り組んだ事業は、以下の通りです。
1. 女性の職場であることから育児休業制度の整備をする。
2. 適正な評価とそれに連動した処遇を行い、職員のモチベーションの向上を図るために、新たな人事考課制度の構築と考課に連動した賃金規定の見直しを行う。
【 取組結果 】
事業1. について)
・訪問介護事業所に勤務する職員は、女性が多く、仕事と家庭の両立が一つの課題でありました。これを上手く両立させることが出来れば、定着率の向上や人材の確保につながります。
今回取り組んだのは、育児休業制度の整備です。と言いますのも、現在、当社の幹部社員が出産・育児のため休業を余儀なくされた経緯があり、また出産・育児のために休業や退職を申し出る職員が今後もでることが予想されるためです。
この幹部職員は現在、育児休業に入り、平成23年11月に復職する予定です。
育児と仕事を両立して働けるモデルとなる人物が今回できたことで、当社が「仕事と家庭を両立して働ける職場なんだ」ということを職員に実例で示すことができました。
事業2. について)
・職員の代表5名と検討しながら、新しい人事考課制度を作りました。最初に取り組んだのが、各職種の業務内容を整理することです。
この整備により、職員各自が担うべき業務と責任が明確となり、職員の仕事に対する意識がより深まったと感じています。
次に、各職種の業務内容を人事考課シートに落とし込みました。この人事考課シートにより考課を実施し、その結果を6月と12月の賞与に反映させます。
職員の頑張りや組織への貢献度が、自分の処遇に反映される仕組みになったことで、職員もこの人事考課制度に興味を示しており、仕事に対するモチベーション・アップにつながりました。
株式会社パーソナル・ケア・ポート
菊地 芳博